CSR  Report  2017 三菱製紙販売株式会社

CSRビジョン

三菱製紙販売のCSRビジョン

子どもたちの未来を創るために 三菱製紙販売は、事業を通じて 持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けます。

FSC®をもっと伝える もっと広める

世の中にFSCの輪を広げるために当社が取り組んでいる活動をご紹介します

当社が2002年に日本の洋紙代理店として初めてFSC CoC認証を取得してから今年で15年が経ちました。
FSCは世界的に認められている森林認証制度のひとつでありながら、日本では一般消費者の皆さまにあまり知られていないのが現状です。
その課題解決に向け、当社では様々な取り組みを実施しています。

FSC応援プロジェクト

ホームページやSNSを活用
楽しく分かりやすくFSC情報を配信中

 FSC応援プロジェクトは、FSC認証品の普及・拡販を目的に、環境事業のひとつとして2013年に発足されました。日本でもFSCマークの付いた商品は着実に増えつつあるものの、そのマークの持つ意味は一般消費者の皆さまにほとんど知られていません。商品を実際に使用する皆さまにFSCを知ってもらい、選んでもらわなくては本当の意味での森林保全には繋がりません。FSC応援プロジェクトでは、ブログサイトやフェイスブック等のSNSを通して、FSCの森やFSC認証品について情報発信を行うことはもちろん、国土の約3分の2が森林である日本において、もっと森や自然を身近に感じてもらうために、森の楽しみ方や森について学んだり感じたりできる情報をお届けしています。

FSC応援プロジェクト
https://shitte-erabo.net/ ホームページは今年リニューアルされ、さらに親しみやすく分かりやすいサイトになりました。

FSC応援プロジェクトのFacebookも随時更新中。
ぜひ「いいね!」をお願いします!

ブログサイトではこんなトピックを取りあげました

FSCの森で手づくり体験

FSCの森で採集した材料でリースづくりをした様子をレポートしました。

身近な植物で発芽実験

まつぼっくりの種で発芽実験など、森が身近に感じられる雑学をご紹介しています。

森で楽しむ淹れたてコーヒー

森の恵みを美味しく楽しむ情報を発信中です。

FSC認証品採用企業を取材

キリン株式会社様などFSCを積極的に採用する企業の皆さまを取材しています。

エコシステムアカデミー

あらゆるステークホルダーに向けた
三菱製紙グループの環境学習施設

 エコシステムアカデミーは、森の恵みを活用する企業としてこれまで社内で育んできた知識や経験を、次の世代の子どもたちやお客様にお伝えすることを通して環境保全に貢献するため、2010年に開設されました。「森をめぐる循環」をテーマに体験型学習、環境セミナー、森の調査・研究を3つの柱として、三菱製紙グループ全体で取り組みを進めています。当社からも開設初年度から社員有志が参加し、現在24名がメンバーとして活躍しています。

子どもたちはもちろん
大人も学べるプログラムをご用意

 エコシステムアカデミーの事務局は福島県西郷村にあり、同村内の三菱製紙社有林である白河甲子の森(FSC FM認証取得)を環境学習の場として活用しています。三菱製紙グループ内での社員教育のみならず、地域の子どもたちや得意先の皆さまにも森の循環やFSCについて考えてもらうため、様々なプログラムを提供しています。

エコシステムアカデミーのスタッフたち。森の知識はもちろん、木材を扱う際のプロフェッショナルです。

エコシステムアカデミー活用事例紹介

今年10月、エコシステムアカデミーで
当社の得意先である株式会社深山様が
社員教育を実施しました

紙の専業卸商として100年以上の歴史を持つ老舗企業である同社。学生向けの会社説明会において「紙は環境に良くないのではないか?」といった質問を受けたことで、紙業界と世間一般の認識には大きなズレがあることに気付かされ、教育の重要性を社内で再認識されたそうです。そういった中で、実際の森を体験しながら学ぶことのできる場として最適だということで、エコシステムアカデミーでの社員教育が実現することとなりました。

(株)深山 代表取締役副社長 深山様の感想

一般的に社員教育は工場見学となることが多いのですが、今回FSCの森を散策し、パルプを使って紙抄きを行うなど実際の体験を通して学んでもらうことで、より有意義なものになりました。また、社員同士の交流の場としてもよいきっかけになったのではと思います。今回の経験が社員の成長につながることを期待しています。

森林保全に関する座学のほか、実際にFSCの森を歩きながらのフィールドワークも行いました。

紙すき体験中の皆様。近年入社した社員のほか、来年入社予定の内定者も参加しました。